6月末に仕事のことで少し不安定になってしまい、今までの1週間ごとに区切りがあるような感覚がなくなってしまった。仕事のひとつは早々にやめることを決めて、7月末の退職まで、表面的には穏やかだけど居心地がよくない一ヶ月を過ごした。初めから、この働き方ではダメそうな気が薄々していたのだが、仕事を始める時点で自分を過信しすぎたみたいだ。
やめた職場では、個人の仕事も紹介してもらったり、不安定なときに相談にのってもらえたりと、3ヶ月弱で辞める人員にはもったいないほどすごく良くしてもらったのだが、業務をやっていると、構造的なところで自分が自信が失ってしまうことが多かったように思う。貸与されたパソコンが古くて、今までの仕事と使い勝手のギャップがあったのも地味に悲しいことだった。
個人の仕事は、研究調査用の案内資料作りだった。使わないといけない予算があったとはいえ、だいたいは自分で済ます資料作りを、依頼者の方が「わかりやすく、見てもらえるようにしたくて…」と言って頼んでくれたこと自体も嬉しかった。私も、もらった資料が視覚的でわかりやすいと嬉しいから。職場ではたいした仕事は頼まれないぶん、一生懸命できて楽しかった。
心理学の勉強の方も、少しブレーキをかけたが細々と続いている。今年は卒業できそうなペースだ。心理学を勉強したいと思ったのは、能登の地震のときに「災害時の心理的な応急処置」に興味をもったことがひとつの大きな理由だった。在学中にまた大きな地震が来るなんて。場所とか物資とかが大変な中で、心に重点を置いて活動するのはすごく難しいんだろうなと思う。直に命に関わるのは前者の方だから。当事者の方が少しでも早く安心できますように。
6月の不安定なときに、丸善で詩と短歌の本を買って読んで自分を慰めた。飴玉みたいに小さくてきれいな情緒が、ささくれた自分にちょうどよく、やりきれないことがあるたびに詩を買おうと思った。以下買ったもの。
- 青松輝『4』
- 山田航『さよならバグ・チルドレン』
- 木下夕爾『朝に俗銭を得て 夕に詩をつくる-木下夕爾随筆集成』
あとは『HUNTER×HUNTER』(冨樫義博)をはじめて読んで、夢中になってしまった。話が凄まじいのも去ることながら、どんな性別でも、動物がまじっていても、実体でなくても、全部のキャラクターがいろんな系統の顔をしているのもすごいと思う。私はカナリヤが好きだよ。
吉本ばなな先生の新作『短いこの人生でいちばん大事なもの』も読んだ。今回は切なさが強く、爽やかな感じだ。短編の主人公はみんな、今は今で、自分は自分だと思っている強さがあった。また読み返そう。
晴れなかったり、暑すぎたりの6、7月。これを読んでくれている方もお疲れ様でした。お互いに、美しい夏を過ごそうね。
